2023年度中央大学法科大学院ガイドブック
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法学基礎学修columnグローバルな法曹養成教育多彩な授業・プログラムを実施グローバル化する社会において、国際性豊かな法曹への期待が大きくなっています。中央大学法科大学院の示す6つの法曹像の1つは渉外・国際関係法ローヤーですが、これにとどまらず、ビジネスや市民生活等どんな領域で活動する法曹にも、グローバルな視点が必要です。そこで中央大学法科大学院では、正規科目である海外研修プログラム(Study Abroad Program)、多数の外国法・比較法科目、サマー・プログラム(ボストン大学法科大学院教授による“Introduction to American Law and Legal English”、海外と日本の法学生が共に学ぶ“Introduction to Japanese Law in English”等)を展開して、グローバルな法曹養成に努めています。また、修了後の外国法曹資格取得も視野に入れた学びも可能です。法科大学院入学後の学修や司法試験合格、法曹までの道のりを理解する。入学手続を行った方を対象とし、入学までの期間を有意義に過ごしていただくために、10月頃に「入学前説明会・学修相談会」を実施しています。教員が入学前のアドバイスを行うほか、司法試験合格者の体験談など、スムーズに法科大学院への学修に入れるようアドバイスしています。基本的かつ汎用的な法的学識・能力の涵養。ソクラティック・メソッドによる双方向授業。法学未修者が1年次に配当される法律基本科目を効果的に履修するためには、法学初修教育の充実が必要不可欠です。このため、年度初めのオリエンテーション期間に法学学修ガイダンスを行います。クラス毎にクラス・アドバイザーとして2名の専任教員を配置し、学修全般についてのアドバイスや相談に応じています。中央大学法科大学院では、実務基礎科目の実践的教育活動の補助や学修相談、自主ゼミ活動での助言に若手弁護士があたる、実務講師(補助教員)制度を設けています。具体的には、模擬裁判やローヤリングで取り扱う事案を作成したり、証人役や依頼者役を演じたりして、現場に必要な知識と対応力を指導してもらいます。さらに、より授業の理解を深めることができるよう、「フォローアップ演習」でバックアップします。実務講師には、現場の第一線で活躍している42名の法科大学院OB・OG弁護士を招聘し、質・量ともに充実した体制をとっています。15 中央大学法科大学院法科大学院に入学しても「自分は法科大学院で十分な学修の成果をあげられるのか」「司法試験に合格できるのか」などの不安を持っている人も多いと思います。とりわけ法学未修者は、このような不安を抱くのではないでしょうか。入学前説明会・学修相談会入学前法学未修者に対する法学初修教育の充実法律基本教育におけるクラス担任制(クラス・アドバイザー制度)実務講師による支援1年次万全の学修支援体制学修支援体制

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