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メッセージ動画がすぐに観られます!現在の仕事内容 外資系法律事務所にて、ファイナンス取引に関する契約のレビューなどを主に行っています。取り扱うのはほとんどが英文の契約書ですが、ベースとなっているのは、受験時代に得た日本法の知識です。他国の法律や法制度に触れる機会も非常に多いので、日本法にはないコンセプトを理解して、日本のクライアントに伝えたり、逆に外国法にはない日本法のコンセプトを海外のクライアントに伝えることもよくあります。これは現在の仕事内容 企業法務の中でも主に知的財産分野(特に商標・ブランド)を取り扱っており、契約書の作成や警告書の送付、訴訟対応などさまざまな案件に携わっています。また最近は週に数回、通信系企業に出向し、データの利活用に関する検討などもしています。事業部の方からシステム上のデータの取得経路などを詳細に説明してもらいながら、法的な観点からの検討を行っています。常に難しさを感じる一方で、やりがいのある部分でもあると感じています。企業のビジネスを法的な面からサポートしていくことができる点に、非常にやりがいを感じています。後輩たちへ一言 外資系事務所に就職したとは言え、私自身は留学経験が無く、英語があまり得意ではなかったことから、入所当時は苦労しましたが、今では成長を確かに感じています。大事なのは自分が弁護士業務を通じて何を成し遂げたいのか、そのためには、どんなキャリアプランが必要なのかを考えておくことだと思っています。新しい時代のMOVEについて Legal Techの発達により、契約書のレビューも年々効率化が進んでいますので、今後は国内外の法律やビジネスを踏まえたより実質的な解決策を提示することができるローヤーが必要とされると思います。後輩たちへ一言 企業からの依頼内容は多岐にわたり、初めて見る法律を扱うような場面も多々あります。しかし、核となる部分は何も変わらず、基本法をきちんと学びながら基礎的な法的思考力を身に付けておくことの大切さに改めて気づかされます。 また、最先端のテクノロジー等に触れる場面も多いので、法律だけでなく幅広い分野に興味を持っておくことが大切だと思っています。新しい時代のMOVEについて 弁護士業務におけるオンライン化が進み、いつでもどこでも誰とでも仕事ができる時代になったと感じます。それに合わせた迅速かつ柔軟な対応を心がけています。[2015年 修了] 西村 佳祐 ホワイト & ケース法律事務所[2012年 修了] 大村 麻美子 TMI総合法律事務所 中央大学法科大学院渉外・国際関係法ローヤー法科大学院生活の思い出 印象に残っているのは授業のレベルの高さもさることながら、クラスメイトのレベルも高かったという点です。クラスメイトの存在は常に自分のモチベーションにもなっていましたし、授業や自主ゼミを通じて、色々な意見に触れることができたのが、効率的な勉強につながったと思います。先端科学技術ローヤー法科大学院生活の思い出 印象に残っているのは、密度の濃い授業の数々です。ソクラティック・メソッド方式を採用される先生や、膨大なレジュメによって知識の定着を図ってくださる先生などさまざまで、充実したものでした。また、固定の自習席や蔵書が充実している図書館など、ストレスなく効率的に勉強に集中できる環境も特筆すべきものだと思います。それぞれの分野で活躍する先輩たちMOVE INTERVIEW!現代社会の高度かつ多様な要求に応えるリーガル・ジェネラリスト/リーガル・スペシャリストは“時代の動き”をどう捉えているか?そして、自らはどのように動こうとしているのか?
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