2022_CLS_guide_FLIPPER_210423
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[1]法律基本科目群 基礎的かつ汎用的な法的学識・能力の涵養に最大限の配慮をしています。専門法曹養成のためのコアとなる法律基本科目群では、公法系、民事系、刑事系、総合系といった基本領域の体系的理解を重視するとともに、事例や裁判例の分析を中心として、教員と学生の対話形式(ソクラティック・メソッド)による双方向授業を実施します。また、詳細な事実分析・文献調査に基づく起案や教員・学生との間の稠密な討論を通じて、高度な法運用能力を養成します。これによって、質の高いホーム・ローヤー型のリーガル・ジェネラリストと、各種の高度な法領域におけるリーガル・スペシャリストたる専門法曹養成のニーズに応えています。 [3]基礎法学・外国法・隣接科目群 外国法曹資格の保有者らが、人間と社会についてのグローバルな視野から、深い洞察力をはぐくむ教育を提供します。 基礎法学・外国法・隣接科目については、中央大学の「英吉利法律学校」以来の伝統・実績を活用して、「比較法文化論」「英米法総論」などの授業科目を実施するほか、海外のロースクールとも提携した外国人教員等による「Foreign Law Seminar」や海外研修を含む「Study Abroad Program」を実施。わが国の法曹のありかたをグローバルな視野で学び、わが国の法曹資格に加えて、外国法曹資格を取得する素地を築くことができる教育体制を整えています。 [2]実務基礎科目群 実務基礎科目においては、指導担当者に司法研修所教官経験者、司法修習生の指導経験が豊かな法曹など、優れた実務家を多数揃え、実践的な教育訓練を行います。 全国各地の法律事務所や企業法務部等において実施される「エクスターンシップ」では、一定の成績基準を満たした学生が法律実務補助を経験することにより、司法制度改革の趣旨に則り、広く国民に開かれた司法を実現するための担い手としての自覚と素養を身につけることができる指導体制を整備しています。 また、「模擬裁判」の授業では、裁判官・検察官の経験者、弁護士その他訴訟関係者によるロールプレイなどの実務基礎教育を実施します。 [4]展開・先端科目群 リーガル・スペシャリストたる専門法曹を養成するため、法曹への確かな基礎をつくる公法系・民事系・刑事系・総合系といった法律基本科目に加え、展開・先端科目において、本学だからこそ実現できる発展的・先端的な法に関する科目を用意し、実務家教員を交えた充実した理論的・実際的な教育を提供しています。東京神田錦町に、英吉利法律学校として設立校名を東京法学院に改称し、院長に増島六一郎が就任専門学校令により東京法学院大学と改称し、学長に菊池武夫が就任校名を中央大学と改称創立100年市ヶ谷キャンパス開設法科大学院開校   中央大学法科大学院18891885190519031985200020042023中央大学法科大学院の特長■各科目群について■中央大学法科大学院の特長 中央大学法科大学院は、1885年に増島六一郎など少壮法律家が創設した「英吉利法律学校」を前身とし、有為な実務法曹を養成することに尽力してきた中央大学の歴史を受け継ぎ、優れた教授陣による実務法曹としての基礎固めを可能とし、他にはない個々のキャリアプランに沿ったきめ細かなカリキュラムを実現しています。

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